和裁を楽しむだけではなく和裁検定を受けてみませんか?
和服をしたてる技術、知識を認定する試験が和裁検定です。
最近はこうした和裁が注目さえており、趣味として行いたいという方も多くなっています。
高齢化社会となり余暇を楽しむ方が多くなっていますので、年齢を重ねた方も趣味として選択しやすい和裁を指導する立場への就職というのもこれから需要が多くなっていくのではないかと考えられています。
和裁検定は1級から4級まであり、4級は初歩的な和裁の実技と理論を習得していることが認定されます。
3級は基本的な実技、理論を習得されていると認定される資格で、2級は職業としての和裁の実技、理論を習得していると認定されます。
1級は2級よりもさらに高度な実技と理論全般に関し、精通していることを署名する資格です。
和裁検定の試験詳細
受験資格は性別や学歴などに関係なく受ける事が可能です。
ただし1級受験者については東商検定、国家検定2級取得者以外受ける事が出来ません。
1級試験は実技3時間+3時間+2時間30分、部分縫いが3時間、筆記試験が1時間行われます。
2級は実技3時間+3時間30分で、部分縫い3時間、筆記試験1時間です。
3級は実技3時間+3時間、部分縫い30分、筆記試験が20分です。
4級は筆記試験20分と実技試験2時間30分です。
合格基準は1級から3級が実技、部分縫い、試験ともに100点満点70点以上で合格です。
4級の合格基準は実技、筆記共に100点満点中70点以上で合格です。
どの級もいずれかの科目について合格という場合、科目別合格がもらえます。
次回以降の試験は合格科目が免除されるので、これはうれしい配慮です。
願書申し込みは例年6月下旬くらいで、試験が例年9月上旬あたりに行われます。
受験地は1級が東京、2級から4級が東京、高松、佐世保です。
受験費用については検定試験情報等で確認を行ってください。
検定合格者については書類審査を行い該当する級の合格証書が交付されます。
合格発表は例年10月初旬に行われます。
合格率ですが、1級が50%、2級が30%、3級が57%、4級が80%くらいとなっています。
1級の合格率が高い、と思う方もいると思いますが、1級の試験を受ける方はすでに2級資格をお持ちの方です。
その上で50%と考えるとかなり厳しい試験だという事がわかると思います。
和裁検定の受験者の実に99%が女性という資格です。
和裁は日本文化として継承していくべき技術です。
最近はこうした日本の伝統文化が注目されていますし、手作りという事への評価も高まっています。
お子さんに浴衣などをこしらえるなど、家庭でも存分に活かせる技術となりますので、和裁検定にチャレンジされてみるのも素敵なことです。