食品衛生管理者とは
食品の製造・加工をする業種には必ず食品衛生管理者を配置しなければいけません。
食品衛生管理者は国家資格であり、
衛生管理のプロであることが証明されているのです。
食品は慎重に扱わないと人々の健康を損なってしまいます。
そこで、食品衛生管理者が製造や
加工のそれぞれの段階で衛生上の管理をする必要があるのです。
衛生管理をきちんとすることで、人々が安全に食品を利用できます。
食品衛生管理者は国家試験がありません。
講習会に参加することによって、簡単に取得することができます。
ただし、3年以上の実務経験が必要です。
講習科目の中には公衆衛生学や毒物学、食品学といった科目があります。
乳製品や食肉製品、添加物などより専門的な内容の科目も受講しなければいけません。
検査実習や施設見学、臨地訓練などもあります。
有料で受講できて、30日間開催されます。
>>食品衛生管理者資格認定講習会について
食品衛生管理者の活躍の場
乳製品や食肉製品の製造や加工の現場で仕事をすることができます。
食品衛生管理者を設置する義務のある会社ならばとても需要のある資格なのです。
食品衛生管理者がいないと、
業務を進めることができないので、絶対に必要な存在となります。
衛生管理という大事な仕事を任されるので責任は大きいですが、
それだけやりがいも大きいでしょう。
食の安全が注目されることがありますが、
それを保証するのは食品衛生管理者の仕事です。
幅広い知識を活かして、食品製造や加工の場において力を発揮することができます。
これらの現場で働いている人が会社から食品衛生管理者の取得を命令されることもあります。
それだけ価値の高い資格であり、多くの企業が必要としているのです。
食品衛生管理者以外の資格
食品衛生管理者の資格を習得した人は次にどんな資格を目指すべきでしょうか。
おすすめは栄養士です。栄養士を取得した後に、
管理栄養士の国家試験を受けて合格を目指しましょう。
管理栄養士でも衛生に関する科目は存在しています。
食品衛生管理者として持っている知識を活かすことができるので
試験が楽になるでしょう。
食品衛生管理者の資格だけでは仕事ができる場所は限られてしまいます。
一方、管理栄養士の資格も有していれば、
幅広い活躍の場が与えられるでしょう。
一つの資格を取得したことに満足して、
それ以上別の資格を取らないのはもったいないことです。
できるだけ色々な資格に挑戦することで、
新しい道が開けるでしょう。
食品衛生管理者を取得した後は、
次の資格のことを考えるべきです。常に向上心を持って資格取得に取り組むことで、
自分のキャリアのためにもなります。