動物のお医者さん獣医師
日本ではペットブームが継続しています。
ワンちゃん、猫ちゃん、皆さん家族の一員ように接している動物がいるのではないでしょうか。
お子さんが命の大切さを知るという事でも、家族の中に動物がいるという事はとても大切なことと感じますが、私たちが病気をした時に医師に診てもらうように、動物が病気をした時には獣医師さんにお世話になります。
獣医師になるために獣医師免許を取得するため、受けるのが獣医師国家試験です。
これは、獣医師法第16条第2項に基づき行われる試験で、まさしく動物のお医者さんだといえるでしょう。
動物が好きな人が獣医師を目指すことが多いようですが、動物といっても獣医師がみるのは、小動物だけにとどまらず大型犬も牛、馬なども見ることになります。
最近はペットが多様化しているという事もあるので、爬虫類、両生類などを病院に連れてくるご家族も多いといいます。
今までのようにワンちゃんや猫ちゃん、ウサギやハムスターなどではなく、珍獣と呼ばれるような珍しいペットを連れてくることも考えられますので、より一層幅広い知識が求められるのではないかと考えられます。
鳥や亀など動物病院に行くとかなり多く見かけるようになっているので、獣医師さんも色々な動物に対する知識が必要になってくるでしょう。
獣医師試験の合格率は厳しい
受験資格は学校教育法に基づく大学において、獣医学の正規課程、獣医学科6年生を修め、卒業した者が受験資格になります。
また、大学において旧正規課程を修め卒業し、なおかつ学校教育法基づく獣医の修士課程を平成12年3月までに終了した者なども受験資格対象者です。
試験日は例年3月上旬の火曜日、水曜日となっています。
合格発表は例年3月下旬です。
試験地は北海道と東京都、福岡県です。
試験は必須問題が50問、学説試験が160問、実地試験があります。
学説試験は学説試験A、学説試験B、学説試験Bがあり、実地試験は実地試験C、実地試験Dがあります。
実際の試験は2日間で行われることになっており、1日目は午前中に学説試験Aがおこなわれ、午後に必須問題と学説試験B、さらに2日目の午前中に実地試験Cがあり、午後に実地試験Dがおこなわれます。
合格率は獣医師ということでかなり厳しい合格率と考えられますが、獣医師の学校でしかるべき教育をきちんと受けている方が受験されるために既卒を含めた合格率も80%と高く、新卒の場合、90%が合格しています。
現代はペットブームと呼ばれていますが、獣医師はあまり多くないと感じます。
これから先も少子化が継続するとペットブーム状態は継続すると考えられ、獣医師の需要高いと考えられます。