初生ひな鑑別師

世界評価が高い初生ひな鑑別師

鶏のひなの鑑別を行うという資格もあります。
羽化したばかりのひながオスなのかメスなのか、瞬時に判断することが必要で、高い能力がなければ合格できません。

難易度としてもやや難しいという難易度ですし、技術もスピードも必要となります。
初生ひな鑑別師の資格を持っている方は世界評価が高い資格なので、就職という面を考えると特殊となりますが、とても有利な資格といわれています。

予備試験があり、この合格率が60%、しかし高等考査となると合格率が下がり39%ほどとなっています。
実際に入所者が最終的に資格を取得できるかどうかというと50%程度という事なので難しい資格です。

羽化場で生まれたばかりのひよこがオスかメスか?すぐに見分けていくことが必要で性格さとスピードが要求される資格です。

初生ひな鑑別師の試験概要

予備試験は鑑別士養成所の初等科、補習科、特別研修科を修了した者が条件です。
高等考査の試験条件は初等科または特別研修科2ヶ月を修了し、尚且つ予備試験に合格して行けなれば受ける事が出来ません。
海外暗線鑑別士考査については、高騰鑑別士の登録を受けたものでこの試験は必要に応じて行われるものです。

養成所への入所資格は、25歳以下、高卒、又は同等以上の資格があるもの、身体強健であり、視力が1.0以上(矯正視力可)のものです。

入所試験は筆記試験に一般教養、適正試験、作文があり、面接、書類審査があります。
予備試験は供試雛の羽数:卵用種300羽、100羽×3で、所要時間が30分、但し各100羽、12分以内です。
鑑別率は96%以上が必要で、但し、各100羽95%以上の成績が必要です。

高等考査は供試雛の羽数:400羽で、卵用種300羽、肉用種100羽、各100羽×5で所要時間が36分以内、但し各100羽10分以内です。
鑑別率は平均99%以上、但し卵用種各100羽で98%以上、肉用種で97%以上が必要です。

試験は毎年例年3月上旬で予備試験と高等鑑別師考査が6月、11月です。
海外斡旋鑑別考査については海外からの必要に応じて行われるため年月日不明です。
受験地は東京で、受験費用については公益法人畜産技術協会に確認してください。

非常に特殊な職業となりますが、高い能力を持っているまた特殊な能力を持っているという資格になります。
また海外でもかなり特殊な専門家という認識が高いので、海外で仕事をしたいと考えている方にとって、この資格は保有しておくと非常に有効利用できる資格と考えられます。

性別を瞬時に判断する能力を付けるためには、オスなのかメスなのか、見分ける知識と技術が必要です。
養成施設でしっかりと学び、その能力を発揮するためにも、初生ひな鑑別師に合格することが必要です。