美容師

美容師になるには国家資格が必要

美容師になるためにはまず厚生労働大臣認定の美容師養成施設を卒業する事が必要となります。
この美容師養成施設には入所資格として高等学校卒業者(当分の間は中学校卒業者も可能)が入所でき、就業期間は通信課程で3年以上、通学で2年以上となっています。

通学の場合全国各地に厚生労働大臣認定、または都道府県知事指定の養成施設がありますので、自分が暮らしている地域の近くなどで探すといいでしょう。
資料請求等を行い、その施設、学校の体験入学や見学などを行って、学校の雰囲気などを確認します。
夜間も昼の学校もほとんどの学校が春、4月の入学です。
願書については半年前くらいから行われますので、早めに資料を取り寄せてかくにんしましょう。

原則的にこうした美容師養成施設は高校卒業が条件となっていますが、養成施設が行っている入所試験に合格し、入学後養成施設実施の講習を受ける要件で中卒者の入学できる学校があります。

通信教育の場合も同じで全国各地に通信教育を行う学校がありますので、資料請求等負おこない、体験入学などをして施設を選択しましょう。
通信課程の場合、入学時期は春4月と秋10月の2回があります。
入学すると養成施設の通信教育を受け、スクーリングのカリキュラムに従い勉強を行います。

養成施設を卒業すると国家試験を受けることになります。
美容師国家試験に合格しないと美容師になることはできませんので、学校でしっかり勉強したことを試験で発揮できるように隙なく勉強する事が必要です。

美容師の国家試験について

受験資格は美容師養成施設で平成10年4月1日以降に入学した人は昼間課程、夜間課程では2年以上、通信課程で3年以上の課程を修了した人、平成10年3月31日以前に入学した人は昼間過程で1年以上、夜間過程で1年4カ月以上、通信課程で2年以上、実地習練を行った方が試験を受ける事が出来ます。

ただし平成14年3月31日までに1年以上、実地習練ができていない場合、受験資格は得る事が出来ません。

実技試験と筆記試験を両方受験した方で、筆記試験のみ合格した方は次回試験にかぎり筆記試験が免除で、実技試験に合格した方は、次回試験にかぎり実技試験が免除となります。

試験日程は例年官報公告となるのが11月、受験願書配布、受付が11月いっぱいです。
試験日は例年2月に実技試験が行われ、3月に筆記試験があり、合格発表は例年3月末になります。

実技試験地は各都道府県です。
ただし、29年度のみ滋賀県では行われませんでした。

筆記試験は北海道や岩手県、埼玉県や東京都といった場所をはじめ、石川県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県などで行われます。
試験結果の通知については、合格発表後、郵送による通知となります。
また、美容師試験研修センターのホームページにも合格番号が掲示されるので便利です。

美容師になるためには技術はもちろんのこと、知識もしっかり得ていなければなりません。
資格取得のためにしっかり勉強し、一発合格できるように実技、筆記共に勉強しておくことが必要です。
最終的に美容師名簿への登録を行い、美容師免許を取得できます。