日商簿記検定とは
日商簿記検定とは、商工会議所が試験を実施していて、
1級から4級まであります。
簿記に関する技能の試験を実施して、
合格すればそれぞれの級を認定されます。
1級から4級はそれぞれ別の試験として実施されるので、
申し込みの時に選びましょう。
簿記はお金の関わる場所であれば必ず必要とされる知識です。
日商簿記検定を受けることで、
自分の簿記に対する理解や技術を確かめることができます。
試験科目は商業簿記や工業簿記、会計学などです。
ただし、3級と4級に関しては商業簿記だけが出題されます。
各級によって、難易度が大きく異なります。
1級に合格するためにはきちんと対策をして、
計画的に学習する必要があるでしょう。
日商簿記検定の難易度
ほとんどの方は3級から受験することが多いです。
3級は初歩的なレベルであるとされています。
もし2級や1級を目指しているのであれば、
3級を受ける必要はないかもしれません。
しかし、簿記の基本的な内容を問われるので、
3級を取得するだけでもある程度の能力を証明できることになります。
3級や2級は独学で合格している人はたくさんいます。
しかし、1級となるとなかなか合格できない人が多いです。
1級は税理士試験の受験資格となっていて、非常に高度な内容が出題されます。
合格率は1割程度となっているので非常に難易度が高いのです。
就職で役立てたいのであれば、2級を取得するだけでも十分意味があります。
税理士になりたい方以外は無理をして1級の合格を目指す必要はないでしょう。
日商簿記検定を役立てる職場
日商簿記検定は帳簿を扱うために必要な能力を試されます。
どのような会社でも帳簿は関係するので、
簿記試験に合格した人は多くの会社から必要とされるでしょう。
特に経理や財務の仕事をしたいのであれば、
日商簿記検定に合格することは必須であるといえます。
会社によっては簿記2級に合格していれば手当を受け取れることもあります。
それだけ評価されている資格なのです。
就職で役立てたいならば、2級以上の取得を目指しましょう。
直接、経理と関係のない職場だったとしても、
営業や管理に必要な能力であるとして、簿記の資格を評価する企業は多いです。
仕事をしていると様々な場面で簿記に関する知識を活かすことができます。
特に経理関連の書類を理解できることは大きなアドバンテージとなるでしょう。