基本情報技術者とは
基本情報技術者試験は国家試験の一つです。
情報処理技術者試験制度はスキルレベルが4段階に設定されていて、
その中のスキルレベル2に該当します。
コンピュータに関する基礎知識からシステムやデータベース、
セキュリティなど幅広い分野が出題範囲です。
システム開発を行う人にとっては基礎的な試験の一つであり、
会社から受験を命じられることもあります。
システム開発者やシステム利用者が受験することを想定した試験となっています。
プログラマやシステムエンジニアにとっては
登竜門的な試験として位置づけられているので重要です。
あくまでも基礎的な試験なので、
IT関連のエンジニアにとっては取得して当たり前の試験とされています。
試験の概要
試験は午前問題と午後問題とがあります。
両方とも6割以上の点数を正解できれば合格です。
午前問題は基礎的な内容が出題されて、
午後問題は応用的な内容となっています。
テクノロジやマネジメント、ストラテジといった内容が試験範囲です。
出題範囲は詳細化されていて、適時変更が行われています。
単にコンピュータに関する知識だけが問われるのではなくて、
実用面を重視しているので
プロジェクトマネジメントやサービスマネジメントといった項目もあります。
システム戦略や経営戦略、企業法務に関する問題もあるので、
IT系のエンジニア以外の方にとっても有意義な試験内容です。
基本情報技術者が活躍できる場所
コンピュータを扱う仕事であれば、
どのような職場であっても役に立つ資格です。
IT系の企業では必須となる試験なので、
できれば就職活動をする前に取得しておくべきでしょう。
それ以外の職種であっても、
コンピュータは現在どのような職場にも存在しているので、
基本情報技術者の国家試験を通して学んだことを活用できる場はあります。
基本情報技術者はあくまでも入門レベルの資格なので、
もっと上のレベルを目指せる人はどんどん学習を進めましょう。
そして、レベル3の応用情報技術者やレベル4の試験を目指すのです。
そうすれば、エンジニアとしての自分のスキルを高めることができて、
キャリアアップに効果を発揮します。
基本情報技術者試験の難易度
ITパスポートという下位レベルの試験がありますが、
それと比較するとより深い内容が問われます。
したがって、ある程度は突っ込んだ内容まで理解しておかなければいけません。
しかし、独学でも十分に合格可能であり、
大学生や高校生が取得しているケースもあります。
合格率に関しては50%を切っているのですが、
きちんと勉強をすれば受かることはそれほど難しくありません。
試験勉強は過去問を重点的に押さえておいて、
ポイントをしっかり頭に叩き込みましょう。
コンピュータやシステムに興味のある方にとっては、
内容はとても楽しいものとなっているので、
自分の知的好奇心を満たすように勉強するべきです。