TOEICの概要
TOEICは英語の資格試験です。
試験内容はリーディングとリスニングに分かれています。
したがって、英語の文章を読み取る能力と、
英語の会話を聞き取る能力が試されるのです。
時間配分はそれぞれ60分であり、マーク方式で試験は行われます。
毎年、定期的に試験が開催されていて、全国各地で受けることが可能です。
点数は10点から990点の間であり、全部で200問出題されます。
元々、ビジネスの現場で英語を活用する能力があるか
どうかを確かめるために生まれた試験です。
日本のほとんどの会社では英語の能力を示すものとして
TOEICの有効性を認めています。
会社で昇進するための条件にTOEICの点数が指定されることがあるぐらいです。
また、求人によってはTOEICの点数が一定以上でないと応募することができないケースもあります。
TOEICを活かせる業界や業種
英語に少しでも関係のある職場であればTOEICの点数を活かすことが可能です。
もちろん、TOEICというのはマーク試験であり、
実際に英語の文章を書いたり、話す能力は問われていません。
しかし、TOEICで高得点をとった人は英語で仕事をするための能力があると認められます。
したがって、どのような業界や業種であっても有効に活用できる資格なのです。
特に外資系の場合は求人の段階でTOEICの点数を求めているぐらいなので、
存分に資格を活かすことができるでしょう。
TOEICの点数が800点を超えるようであれば、
英語を活用した仕事ができるとみなされるのです。
また、高得点をとれるならば、英会話の勉強をすることによって、
ビジネスのための英語のスキルをさらに伸ばすことが可能でしょう。
TOEICの勉強法
TOEICに限らず資格試験の勉強をするならば、
過去問を参照するのが鉄則です。
TOEICの場合は公式から出ている問題集があり、
そこには実際の試験と同じ形式や内容の問題が掲載されています。
まずはこれを解くことが高得点をとるためには必要となるでしょう。
試験の形式に慣れることが大切です。
それ以外の勉強法としては、
英語のニュースや新聞を読む習慣をつくったり、
英語の映画やドラマを見る方法があります。
日常的に英語に触れるような環境をつくっておけば、
自然に英語の実力が向上していくので、TOEICのための特別な勉強をしなくても、
高得点をとれる人は多いです。自分に合ったやり方を選択しましょう。
TOEIC以外の英語の資格について
TOEIC以外にも数多くの英語の資格が存在しています。
たとえば、TOEFLという資格があります。
これはアメリカの団体が主催している英語技能検定のことです。
海外の大学に留学する時にはTOEFLを受けることが
義務付けられるケースがよくあります。
国際的に認められているのがTOEFLなのです。
TOEFLでは総合的なコミュニケーション能力をテストします。
TOEICよりも難易度はかなり上です。もし、TOEICで簡単に高得点がとれるという方はTOEFLを受験すると良いでしょう。
英語を修得した上でアメリカ留学をしたいと考えている人、外資系の企業で働きたいと思っている人はとても有効な資格の一つです。